令和5年の幼稚園卒園式で謝辞をすることになりました。いろいろなブログの記事を見て文章を考えましたがコロナ禍での謝辞の例文が少なく、語彙力少ない私がどのように謝辞を書きあげたか…誰かのお役に立てればいいなと思ったので例文を紹介したいと思います。
祝辞と謝辞の違い…
祝辞→園長先生や来賓の方が卒園児や保護者に卒園のお祝いの述べるのが祝辞。
謝辞→保護者が幼稚園や先生方にお礼の言葉を述べるのが謝辞。
タイトルは「お礼の言葉」で謝辞を書き進めていきたいと思います。
謝辞の構成
- 季節の挨拶
- 開催の御礼
- 思い出
- 今後の展望
- 先生への御礼
- 最後の締め
- 日付と名前
おおまかに分けるとこうなります。これを繋げていくと1つの謝辞が出来上がります。
季節の挨拶の例文
・日毎に春の暖かさが増し、花のつぼみも膨らみ始める季節となりました。
・やわらかな春の日差しを感じる桜の花の季節となりました。
・園庭のプランターに植えられたチューリップがぐんぐんと背を伸ばし、春の訪れを感じる季節となりました。
・日に日に暖かさが増し、やわらかな春の日差しを感じられる季節になりました。
開催の御礼
・今日この佳き日に子ども達が無事卒園を迎えられましたこと、心より感謝申し上げます。
・本日はこのような心温まる卒園式を開いていただき、ありがとうございます。
・国内で広がりをみせる感染症の影響で先を見通せない不安定な中、子ども達のことを第一に考えてくださり、このように万全の態勢で卒園式を開催していただいたこと、保護者一同、心より感謝申し上げます。
・本日は、昨今の事情により様々な制限があるなかで、万全の態勢で思い出に残る卒園式を開催していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
思い出
【入園当初の様子や運動会、生活発表会など園であった思い出深い行事の話をここに入れます】
・子どもの小さくてか弱い手を握りしめ、不安を胸に迎えた入園式がつい昨日の事のように思い出されます。
・入園当初はわくわくしながらも不安いっぱいでお母さんの手を離し、小さな体にお弁当の入った大きなカバンを背負ったかわいい後ろ姿を見送っていたのが昨日のように思い出されます。
・憧れだったカバンを背負い、期待と緊張いっぱいに門をくぐった日からもう三年。はじめは慣れない園生活に泣き出してしまう子もいましたが、日を追うごとに、たくましく少しずつお兄さん、お姉さんになっていく姿をみて、私も元気をもらいました。
・思い起こせば入園当初、まだまだ幼く、泣きながら登園していた子ども達に、後ろ髪を引かれる思いで我が子を託した日が、昨日のことのように思い出されます。
・年少さんではかわいいダンスを踊っていた子ども達が年長さんでは、たくましい組体操を披露し、リレーでは友達を応援しながら立派にバトンを繋ぎ、全力で走るお兄さん、お姉さんへと成長しました。
・生活発表会では、緊張した表情を見せつつも、堂々と舞台に立って思い出を発表してくれました。自分たちで考え一つの作品を作り上げる素晴らしい体験だったと思います。
・一生懸命大きな声で歌う子ども達の姿を見て胸が熱くなりました。
・多くの行事や園生活の中で何ができるかを考え、一生懸命取り組むことの大切さを先生方や子ども達の姿から感じることができました。
・「お弁当全部食べられたよ」「工作コーナーでこれ作ってきた」「登り棒、一番上まで登れたよ」幼稚園の帰り道、きらきらと誇らしげな顔で話す小さな「できた」を聞くことが毎日の楽しみでした。
今後の展望
・毎日笑顔で迎えてくれた先生方。その先生方と共に毎日を過ごした大切な友達。笑い声、歌声、元気で明るい声が絶え間なく響き渡った思い出の園舎とも今日でお別れです。
・園での学びや経験は基礎となり財産となっていきます。幼稚園を巣立ちそれぞれの小学校へと進んでいきますが、これまで園で学んだことはこれからの学校生活にきっと役立つと思います。
・四月からはいよいよ小学生。それぞれの学校で新しい生活が始まりますが、幼稚園での思い出、そして身に付けたことはきっと子ども達の自信となり、新たな成長の原動力となるでしょう。
・近年稀に見る様々な問題が起きたこの三年を立派に乗り切った子ども達はとてもたくましく、今後どんな困難が訪れても乗り越えていけると思います。四月からはいよいよ小学校へと進んでいきますが、園での学びや経験はこれからの学校生活にきっと役立つと思います。大きく羽ばたいていってください。
先生への御礼
・どんな時でも毎日先生達は笑顔で温かく迎えてくださいました。
・慣れない日常の中で安全に配慮しながら出来るだけ今までと同じ様に園生活や行事を工夫して頂いたおかげで色々なことを経験し、たくさんの楽しい思い出ができました。
・子ども達が成長できたのは、先生方が日ごろより子ども達も起こる些細な出来事にも目を配り、常に子ども達の気持ちに寄り添いながら、うまくいかないことがあれば励まし、愛情深く導いてくれたおかげです。
・コロナ禍の大変な時ではありましたが、いつも笑顔でやさしく明るく接していただき、子ども達も最後まで安心して楽しく園生活を送ることができました。
・毎日の保育や行事を通じて、先生方は子ども達の個性を大切に、遊びの楽しさ、あいさつの大切さ、感謝する心、人を思いやる心をじっくりと教えてくださいました。
最後の締め
・子どもの成長を共に喜び、悩みを分かち合ってくださった園長先生と先生方、毎日安全に送迎してくださったバスの運転手さん、園庭の整備や門の管理などきめ細やかなお心遣いをしてくださった用務のみなさま心からお礼を申し上げます。
・三年間、子ども達が楽しく快適に過ごせるようにご尽力くださいました職員の皆様に深く感謝いたします。
・最後になりましたが、〇〇幼稚園の益々の発展と皆様のご活躍をお祈りして、お礼の言葉とさせて頂きます。
日付&名前
令和五年三月十五日 〇〇 〇〇
これでやっと完成です‼‼
まとめ
謝辞を書くときに園の方針を入れるといいかもしれません。生活習慣、自分で考える、他人を思いやる、守るべき決まりを理解するなど卒園までにその方針が園生活を通して育まれたことなど。
キーワードを入れていくつか文章を作ってパズルのように文章を繋げて私は完成させました。初めての経験なのでどれが正解かはわかりませんが、一番は先生方への「感謝の気持ち」なのでそこが伝わるように書きました。今から謝辞を書く方の少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
KAORI
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